滅びるアート ((手紙))
さいきん うんと寒くなってきました。
気仙沼は新しいカフェがオープンしたり
イルミネーションのプロジェクトも順調だったり
恋人リーフレットも良い感じです。
先週末日曜日、夕方からイベントのお手伝いをしてきました。
俳優の渡辺謙さんがプロデュースしたカフェ『k-port』へ。
皆さん、『ラブ・レターズ』って知っていますか?
役者さんが2人、演出は椅子と照明だけで
朗読会をするというものです。
今回は気仙沼のk-portにて。
ただひたすら何をするのでもなく
2時間ずっと手紙を読み合っているんです。
ナレーションみたいなのは一切なし。
幼馴染の男女のラブレターとも言えないような
手紙の内容をひたすら読み合っているんです。
主人公の2人の50年を手紙で追うのですが、
いつもどちらかだけの愛情が偏っていて
噛み合うことがあまりない。
時間が進むにつれて歪んできて
最後はハッピーでもバッドでもない。
「あぁ、これで良いんだな」って感じて終わる物語でした。
私には何故か気持ちが良い物語でした。
形の見えない芸術でした。
50年っていう時間を2時間で感じたわけだから。
そりゃ不思議で、不思議で。
追いつくことよりも突き放された方が多かった18歳ワタシ。
時計の針と心とペンを走らせるようなストーリーにただただ感動しました。
関係者の皆様、声をかけていただきありがとうございました。
さて、それから嬉しいことに欲しかった絵本が届いた。
北野武作「ほしのはなし」
お友達の誕生日プレゼントを探しにいって
そこで見つけて友達の分と自分の分と買ってしまった。
大きな本。中が折られていて、広げると模造紙くらいの大きさになる。
星…ほし…ホシ…が描かれている。
光にあてながら読むととっても綺麗な本。
「人はみんな自分の星をもっているんだ」って。
大人になっても読み続けたいとおもう。
ついでに最近ユースの一部で流行っている本も紹介
これこれ。高校生男の子の日常の考え方の話。
私もよく考えるどうでもよさそうで大事なことを
本にしちゃった短編小説。
共感できる高校生沢山いるんじゃないかな。
もし、時間があったら読んでみると楽しいかもしれません。
こんな感じで最近は芸術に触れることで
心が豊かになり幸せを感じています。
今日も楽しく生きていきます。
色んなことに刺激されたワタシ。
ラブレター大作戦 Part2はじめることにしました。